別院 大石山中澤不動尊

大石山中澤不動尊(だいせきさんなかざわふどうそん)は、犠徳山本覚寺の別院です。村山市中沢地区の奥、櫤山(たもやま)の沢の水に恵まれて苔むす石段を登った先に、本堂があります。宝形造りの本堂は村山市の文化財に指定されています。

高く伸びる杉の林に囲まれた涼しさの中に中澤不動尊本堂があります。石段が苔で滑りやすいので頑丈な手摺りが備えられています。地元、中沢地区の方々の心遣いで、水屋はいつもきれいに保たれています。

中澤不動尊 本堂
中澤不動尊 本堂
苔生す石段
苔生す石段
山形三不動のひとつ、大石山大聖不動明王は、六百五〇年頃、安倍比羅夫の庇護を受けたと伝えられ、その後もこの地を治た領主らの肝入りと、近郷近在の人々の篤い信仰に支えられ、現在に至っている。三間四方、宝形づくりの今のお堂は一七四七年に竣工し、一九八九年に村山市文化財に指定されている。

由来の碑より

由来の碑
由来の碑